- スラブ舞曲集作品46より(A.ドボルザーク)
- 海の微風と春の再来(C.ドビュッシー)
- バレエ組曲「ガイーヌ」より「剣の舞」 *三味線とともに
- 三味線と吹奏楽のための津軽じょんから節(佐川馨編曲)
- 歌劇「カルメン」組曲より「第1幕への前奏曲」「ハバネラ」「アラゴネース」「間奏曲」「ジプシーの踊り」(G.ビゼー)
「カルメン」はビゼー(1838-1875)の代表作であると同時に、またフランス・オペラの最高傑作で、今では世界各国の音楽ファンから広く愛され親しまれています。ところがこの名作も、1875年3月3日にパリで初演された時には、決して成功とはいえませんでした。物語があまりにも血なまぐさく現実的だということtが主な理由です。しかし劇的効果に富み、かつスペイン情緒豊かなこのオペラは、まもなく人々から理解されるようになり、やがては全世界に広まりました。だが残念なことに、ビゼーは初演から3ヵ月後の6月3日に37歳という若さでこの世を去っています。原作はフランス・ロマン派の異色作家メリメ(1803-1870)の同名の小説で1820年代のスペインのセビリアを舞台に、タバコ工場の妖艶なジプシー女カルメンをめぐって、竜騎兵伍長のドン・ホセと闘牛士エスカミーリョとの三角関係をあつかった恋物語となっています。 |